バブル崩壊について考えよう

 「バブル崩壊」という言葉をこの10数年、どれだけ耳にしたでしょう。
バブル景気というのは日本の経済史上で1980年代後半〜1990年代初頭にかけてみられた好景気のことです。
この頃私は小学生から社会人3年目位の間がその時期に当たるのですが、30円だったアイスクリームが100円に年々上がっていく苦痛を子供の頃に覚えました。
大人社会ではこの時期に日本の円価値も年々変わって給料が倍々ゲームのように増えていたと聞きます。
物価も上がっていったけど、収入も円価値の変化と共に変わっていってたんですね。
私が社会人になった頃はまだバブル期だったんですね、今思えば。
忘年会や新年会、新入社員歓迎会があると、課長、部長は競争のように金一封を資金として寄付してくれたものです。
上司との飲みも全部上司もち。
「大盤振る舞い」、この言葉がピッタリな時期でした。
「バブルの崩壊」というのは、ある一瞬にして起きた現象ではありません。
グラフ(各種指標)はある瞬間に最大値を指し、理論上ではそこでバブル崩壊が始まったわけだが、それは始まりに過ぎません。
バブル崩壊は、開始から数年間をかけて徐々に生じ、進行してきた過渡的現象です。
現象の進行は地域や指標の取り方によっても異なります。
 バブル崩壊後、聴いた言葉と言えば、大手金融機関の破綻・メインバンク喪失・住専破綻・ゼネコン問題・銀行のBIS規制・貸し剥がし・採用削減などがあります。
中でも、採用削減は本当に大変な時でした。
私は高卒で入社したのですが、高卒の時はまだバブル期で、会社を選べれたのに、大学へ行った同級生は卒業の頃は就職浪人続出でした。
たった4年〜6年の間に明暗が分かれたのです。
就職氷河期の始まりでした。
 そもそも、バブル崩壊とは数値的に確認できる「バブルの崩壊」と、体感的な「バブルの崩壊」がありますが、それにも最大で数年程度のずれがあるようです。
データ上、バブルの崩壊は1991年10月ごろ始まったようですが、誰もが直ぐにそれを体感したわけではありません。
バブルの崩壊を社会現象ととらえるとき目安となる時期は1993年ごろですが、それまでは事実としてバブル崩壊が始まっていたにも関わらず、それを認識できずに楽観的でいたり、まだ持ち直すかもしれないと期待していた人も多かったようです。